レギュラー 1257

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蒲鉾・揚巻・じゃこ天??? 人形浄瑠璃から文楽へ ●文楽と助六と焼豚と… 

誤記の訂正です
 ●海老蔵武蔵 宣伝スカパー頭巾参上??? 

ユキとクリの交換日記??? ●ルポライターふくろうさん 恩讐の彼方に???

無関係じゃないと思いますけどぉ

 

助六寿司、いつも食べてます- 2003/11/13 18:53 -
 助六寿司の名前にはそんな由来がありましたか、恥ずかしながら知りませんでした。でも納得のいく洒落ですね。いつもセブンイレブンで買って食べています(笑)。
 新之助さんも来年は海老蔵を襲名するようですが、そのニュースの中で先代団十郎(祖父)の助六のビデオをちょこっと流していました。さすがに体の中に芯が一本通っている感じで、力強さとしなやかさが融けあっているなぁと思いました。白黒映像なのに華やかな感じがしましたね。
 雪路さんは昭和30年代にアメリカから映画出演の話があった(ハリウッドへ誘われた)らしいですね。でもお父様(伊東深水)が「(行くなら)親子の縁を切る」とかなんとか云って泣いて(?)騒いだ為あきらめたそうですが・・。やはり時代劇より現代劇の方が似合う人かもね。時代劇だと和風というよりもエキゾチック(異国情緒的)な雰囲気になってしまうような気がします。
 雪路さんも真理子さんも顔が大きいし、全体に柄が大きく見える人ですよね。たぶん橋蔵さんはそういうタイプの女性がお好きなんでしょう。子供の頃や若い頃の橋蔵さんはどちらかといえば小顔の方でしょうか。全体にスラッとした感じですね。
 宮崎県の青島へは3年ほど前に行きましたが、当日はあいにくと雨で・・・梅雨どきでしたが海岸地帯は普通の雨でも降りがものすごくて風もありました。土産物屋の並ぶ路地を通り抜けて海岸へ出るところまでであきらめて引き返しました(笑)。岸壁の下をくりぬいたような(?)鵜戸神宮では土砂降りの中をなんとかお参りしてきました。泊りは霧島温泉です。
 「人情紙風船」はデジタル・リニューアルされてきれいな映像ですね。今度の週末に見てみます。時代劇スペシャルの「阿部一族」も内容的には重苦しく、後味も悪いですが見ごたえがありました。

蒲鉾・揚巻・じゃこ天???- 2003/11/14 14:05 -
>汐汲みさん
 青島では雨と風が強すぎて海岸へは出られませんでした。とても見物どころではありません(笑)。覚えているのは駐車場とみやげ物屋だけです。
 「揚巻」の意味は同じだと思いますよ。「助六」を上演するときには(江戸時代から)魚河岸が小道具を提供するのが慣わしになっていたようです。3年前の正月に新之助さんが上演したときも父親の団十郎さんと一緒に築地の魚河岸へ挨拶に行き、舞台で使う鉢巻(だったかな?)か何かを魚河岸の方から贈られたと思います。
 揚巻は魚肉の練製品でしょ?お国(地元)の特産品じゃありませんか?近海で獲れる何とか云う魚が材料で。私は食べたことありませんけど。いわゆるさつま揚げとかごぼう巻きぐらいしか食べていませんが、昔のはホントに美味しかったですね。
 魚も最近は冷凍物ばかりですけど、今年の秋刀魚は冷凍でないものがいっぱい流通していましたね。何度か食べましたけど、身が柔らかくて味がよくて、やっぱり美味しいです。
 話が横道にそれましたが、「助六由縁江戸桜」という外題は市川宗家(団十郎家)しか使えないんだそうです。文字通りのお家芸(歌舞伎十八番)ということでしょうか。
>はつかねずみさん
 心中するのは元になっている実話や上方人形浄瑠璃の場合じゃないんですか。歌舞伎の助六は正体が曽我兄弟の五郎(弟の方)ということになっているようです。
>雪さん
 「殿様弥次喜多」の劇中劇「助六」は面白かったですね。当時も印象に残っています。たぶんこれで「助六」という演目を覚えたんじゃないかと思います。助六が二人いる(?)と思ったのはとんだ勘違いでしたが(笑)。

人形浄瑠璃から文楽へ - 2003/11/15 00:38 -
>雪さん、sanaeさん
 昔から「文楽」と言っていましたよ。ただ「文楽」という名称の方が歴史的には新しい言い方なんですが、今では芸能としての正式名称になっています。だからこそ「文楽」が世界文化遺産として登録されたんじゃないでしょうか。
 元は「人形浄瑠璃」とか「操り浄瑠璃芝居」とか云っていたようで、それを上演する劇場の名前が「文楽」だったそうです。本来は固有名詞だったものが普通名詞に転化したのでしょう。義太夫(節)が浄瑠璃の代名詞になっているのと似たところがありますね。清元や常磐津だって浄瑠璃の一種(一流派)なんです。
 「出歯亀」に続き「花魁」まで、辞書を引かせてばかりで申し訳ありません(笑)。「助六由縁江戸桜」も当時は「現代劇」ですから、当時の江戸の風俗や流行をふんだんに取り入れた芝居になっているんじゃないでしょうか。舞台も江戸一番の悪所(遊蕩の場)吉原ですしね。
 チラッと見た先代団十郎の助六は優美というより豪快な感じでした。男性的で少々荒っぽいけれども動きにしなやかさがあるので何とも云えない色気を感じさせます。ぜひ通しで見たいものですね。
>汐汲みさん
 揚巻は蒲鉾とセットになっていますね。一種のバリエーションというか、豆腐と生揚げ(厚揚げ)のような関係?でしょうか(笑)。機会があったら食べてみたいものですね。
 「なると(まき)」も最近では嫌いな人が多くて人気がないようですが、昔は「中華(支那)そば」には必ず入っていましたし、子供の頃はご飯のおかずとして食べたことも結構あります。最近の「なると」は妙に生臭いだけで美味しくないですが、年末になると出てくる「おせち用」の「なると」は昔ながらの味で美味しいものもありますね

文楽と助六と焼豚と・・・・ - 2003/11/15 23:46 -
>sanaeさん
 「文楽」を実際に見たことなど一度もないのに、本から得た知識だけで書いています。歌舞伎も能も日本舞踊も皆そうですね私は(笑)。
 新之助さんの「助六」はTBSテレビの「情熱大陸」というドキュメンタリー番組で3年前にやっていたのをたまたま見ました。稽古場の様子とか親子揃って築地の魚河岸へ挨拶回りに行く場面とかあって、最後に「助六」の出端(登場シーン)を少しやりました。
 新之助さんは緊張でちょっと硬くなっていたようで振りはイマイチでしたけど、初日の舞台ですから無理もありません。団十郎さんのかんぺら門兵衛もちょっと写しましたが、脇役のときの方がずっといい味を出しているので驚きました(笑)。
 先代団十郎さんの「助六」上演のフィルムは貴重なものなんでしょうね。ニュースの中でほんのちょっと見ただけですが、全然きれいにまとめようとしていないので意表を突かれ(?)ました。荒っぽく感じられるほど豪快な動きなんですが、ちゃんと芯が通っているというのか、やっぱりきれいなんですよ華があって。
 市川宗家の者が「助六」演じる時以外は音曲まで違うらしいですね。同じものが使えないのは外題だけじゃなく音曲もそうなのか。先代団十郎の死が早すぎたために親から子への十分な継承が出来なかったのでしょう。
 そうそう現団十郎さんは新之助時代にテレビで「若さま侍捕物帖」をやったことがあるんですよ。海老蔵時代には「宮本武蔵」もやりました。
>久里子さん
 トンデモナイ!!たしかキリスト教系の女子校で学ばれた筈じゃあなかったですか?!社会科の授業にかこつけて(?)そんな講釈をするなんて、なかなか粋な先生がいたものですね。もっとも中学生相手だから出来たんでしょうね(笑)。高校の方ではちょっとヤバイかも(?)。
 私は高校生の時にその言葉の意味を知りましたから、私より先を行ってた早熟な中学生ですね(笑)。大学生の時の授業でその講釈をした先生がいましたよ。日本近代文学の専門科目で、たしか広津流浪の話をしていた時だったと思います。「今戸心中」とか「変目傳」とか明治時代の写実的な小説の講義でしたが、何分にも遙かな遠い昔のことで。
>雪さん
 父や母が「支那そば」と言っていたので私もそれに倣っていましたが、戦前生まれであっても戦後の教育を受けた人達は「中華そば」と言うのが一般的で、私はよく注意された(?)ものです。屋台の赤提灯にはどれもまだ「支那そば」と書いてあったし、どちらが正しいのか幼い私には分からず迷いました。そのうち今度は「ラーメン」に取って代わられたので今や死語ですが(笑)。昔の焼豚はほっぺたが落ちるほど美味かったですね。いつも1枚しか入ってなかったけど(笑)。

誤記の訂正です - 2003/11/16 09:31 -
 「1818」のカキコの終わりの方で、作家の名前が「広津流浪」となっていますが、正しくは「広津『柳』浪」です。訂正してお詫びします。柳浪は硯友社の同人でしたが尾崎紅葉とは異なる作風で写実的な小説(「深刻小説」と呼ばれました)を書いた人です。「黒蜥蜴」(?)なんていう作品もありました。「今戸心中」「変目傳」「河内屋」などが岩波文庫の復刊で時々出てきます。
 なお、『異邦人』論争や「松川裁判」などで有名な作家の広津和郎は柳浪の息子です。先日BSで放映された小津安二郎監督の名作「晩春」の原作は広津和郎が書いています。一応映画と関係のある話がでてきたところで終わりにします(笑)。どうもすみませんでした。

海老蔵武蔵 - 2003/11/17 18:21 -
>sanaeさん
 海老蔵さん(現団十郎)の「宮本武蔵」は昭和50年頃の放映だったと思いますが、私は毎回見ていた訳ではないので出演者の顔ぶれもほとんど覚えていません。その中で唯一記憶に残っているのは棒術の夢想権之助が登場する回です。権之助とその母の役を演じたのが実際の母子である高杉早苗・市川段四郎でした。この時だけは割としっかり見たので印象に残っています。
>雪さん
 もうすぐクリスマス・ディナーショーのシーズンですね。私もディナーショーは行ったことがありません。興味はあるものの敬遠したくなる気持も強いです(笑)。
 お母様やお兄様も一緒でしたか?もしかしてお父様と二人だけで見に行ったんじゃありませんか?(雪さんが)口実に使われた可能性もありますね(笑)。最初に東映の映画を見てその後ハシゴしていたのかも。
 私も幼少の頃は父親の自転車の前に乗せられて日曜日の朝のサイクリング(?)に連れて行かれましたが、途中に必ず若い女の人が待っていて立ち話をしていました(爆)。

宣伝スカパー頭巾参上??? - 2003/11/18 15:43 -
 快傑赤頭巾!変じて宣伝スカパー頭巾?!の登場ですね。スカパー頭巾は広告塔なりや?それとも救世軍なりしか?クリスマスのイルミネーションに負けないようしっかり歳末運動して下さいね(笑)。
 12月の東映チャンネルは「少年猿飛佐助」「牢獄の姫君」「天空の白馬」の3部作が掘り出し物。いずれも60分足らずのSPながらカラー・シネスコ版で、当時見たときはなかなか楽しい映画でした。ちなみに第1部を錦之助さんの「江戸の名物男一心太助」と一緒に見ています。
 猿飛佐助の幼少時代を植木基晴さん(千恵蔵さんのご子息)が演じていて、第一部はほとんど植木さんじゃなかったかな。相手役の百合姫は松島トモ子さんで、成長後は中村賀津雄さん・山東昭子さんのコンビに変わります。忍術比べを中心にした講談調の冒険活劇映画というところでしょうか。植木基晴さんはこの映画の前にも「忍術御前試合」にでています。こちらは伏見扇太郎さん主演のモノクロ作品でした。
 その他にも「二発目は地獄行きだぜ」と「俺が地獄の手品師だ」、「警視庁物語」のシリーズが3本と、12月の東映チャンネルは宝の山!!深作欣二監督の特集も健在で、ギャング対Gメン、ギャング同盟、解散式、博徒解散式、日本暴力団組長、博徒外人部隊、現代やくざ人斬り与太、やくざの墓場くちなしの花、等など力作が目白押し。ただし「大奥」での鑑賞には不向きかもね(笑)。
>松岡さん
 「神聖なるサイト」は半分冷やかし(?)ですからあまり恐縮されてはこちらが困ります(笑)。東映は日活よりも遥かに汚れておりやす(爆)。橋蔵さんもかってはスキャンダルまみれの一時期があり、受けたダメージから云えばむしろアキラさんより大きかったかもしれません。昨今ならまず間違いなくスター生命を奪われていたでしょう(笑)。
 「渡り鳥」サイトも最近では大リーグ並みに交流試合が盛んになってきたようですね。雪さん、久里子さんのお笑い系コンビ(また来るよ、また来てね)はFA宣言(?)しましたので知的財産権の制約は解除されております(笑)。渡・松岡プロジェクトで大いにアイデアを搾り出させてあげて下さい。
>さくらさん
 肝心の橋蔵さんの映画の感想をカキコするのが延び延びになっていてすみません。明日か明後日にはなんとかしますのでもう少しお待ち下さい。
>sanaeさん
 私も常磐津と清元の違いなんか分かりませんよ(聞き分けられませんよ)。義太夫や長唄に比べると節回しが色っぽいというか艶っぽいという話は聞いてます。特に清元は煽情的な節回しなんだそうです。だから芸者衆はたいてい清元か常磐津を習うんだとか。ああ、そうだったわねぇ・・・いつも清元のお稽古から帰ってくると、あなたは・・・

ユキとクリの交換日記??? - 2003/11/19 19:05 -
>雪さん
 藁人形の呪いで手がしびれておりましたが、ようやく呪いがとけて回復したようなので・・・ウソウソ(笑)。単に仕事が忙しかっただけです。今日からプログラム10本押し付けられましたぁ、三連休が台無しですぅ(爆)。
 いやぁ、なつかしいですねぇ「交換日記」だなんて、中学生の頃には憧れたもんです。私の夢は一度もかないませんでしたけど、同級生の中には実践していた人達も結構いたようです。ベストセラー(?)になった「虹子と啓介の交換日記」とか「アキとマキの交換日記」とか色々ありましたね。
 もっとも「アキとマキ」の方は平岩弓枝さんが連載していた(ジュニア)小説らしいですけど、私は歌でしか知りません。梶光夫と高田美和のデュエットで歌われましたね。このコンビでは「わが愛を星に祈りて」という歌もあり、こちらの方が好きでした。♪ああ今は一人で空にいる君が淋しくないように・・・わが愛をわが愛を・・・・
 「虹子と啓介」の方は当初、吉永小百合・浜田光夫のコンビで映画化される予定だったようですが流れてしまい、和泉雅子・山内賢のコンビで作られました。小百合さんの歌「虹子の夢」は先に主題歌として準備された歌のようです。♪君は今頃一生懸命何を考え思ってる・・・クラスメートの啓介君・・・
 という訳でさくらさんには申し訳ありませんが、本日は先送りさせていただくということでご了承お願いしま〜す(笑)。

ルポライターふくろうさん - 2003/11/24 17:18 -
>ふくろうさん
 漫画喫茶からお目見えですか。潜入ルポを書く「はなれごぜおりん」は暗いお兄ちゃん達がお好き?ってなことはないでしょうね(笑)。「三人娘」ではなくて「三人妻」かも(これじゃ尾崎紅葉ですね)。残る一人は汐汲みさんです。ただし命名者は松岡さんですョ(笑)。
>久里子さん
 松岡さんは「(旅がらすさんを)いじめないで」ではなく「困らせないで」とおっしゃっているんです。大マジメ三人妻旋風で今昔座も50周年も嵐が通り過ぎたあとのよう(笑)。なんて言うとまたまた冗談に受けとめて貰えなくて泣きを見るだけかも(爆)。「お姐ちゃん」シリーズは当時3作目まで見ましたが、そこまでで飽きてしまったようです。ちなみに「大学のお姐ちゃん」「銀座のお姐ちゃん」「お姐ちゃん罷り通る」です。何やら若大将シリーズのような・・・(笑)。
>渡さん
 日本映画専門チャンネルはこのところ充実していますね。毎月2本ずつ放映される増村保造レトロスペクティブが一番の楽しみです。増村さんは現代劇が中心だったのでリアルタイムで見た映画は「氷壁」「女経」「黒の試走車(テストカー)」「夫が見た」ぐらいしかないんですけど、予告編だけを見たものが全作品の7割近くあり、見事にすれ違いでした。私が見に行った翌週に上映されることが多かったんですね。この9月に初めて「くちづけ」を見ましたがほとんど衝撃的な感動でした。来年正月の喜劇特集も珍しい作品が結構多いので楽しみです。
>さくらさん、ととろねこさん、汐汲みさん
 「若君千両傘」と「血煙り笠」をやっと全部通して見ました。「若君」は橋蔵さんの町人姿がいいですね。特に板場の見習で奮闘するところとか、店の使用人としての立ち居振る舞いとか。明るく軽快なテンポの明朗時代劇ですが、ところどころに挿入される武家暮らしの回想場面がまた効果的ですね。
 町人姿で威勢のいい啖呵を切るかとおもうと、千原さんや花園さんの攻勢をもてあまして逃げ回ったり、最後は若君姿の凛々しい立ち回りでエンジン全開。このあたりから殺陣がまた一段と上手くなったというか華やかになったような感じです。全体的にはコメディタッチの演技を橋蔵さん自身も意識しているようなところがありますね。
 町人の場面ではやたらに着物の裾をからげる仕草が多く、こんなに脚ばかり見せようとしている(?)橋蔵さんも珍しいのでは(笑)。確かにきれいな脚ですけどね。顔も割合ふっくらした感じでこの時期にしては珍しいかも。
 ファーストシーンとラストシーンがまったく同じシチュエーションになっているのもなかなか洒落た作りの映画でした。小学校三年生の夏休みに見て日記にも書いてあるはずなんですが、なんと書いたかは思い出せません。
 「血煙り笠」はラストシーンが「人斬り笠」とまったく同じ場所で、アングルもほとんど同じでしたね(笑)。タイトル前のプロローグの入れ方もそっくりで、一瞬「人斬り笠」と間違えたかと思いましたよ。
 橋蔵さんにとっては2年ぶりの股旅物なんですねこの映画は。S35の「霧の中の渡り鳥」や「清水港に来た男」の後、2年以上も股旅物は撮っていないんですよ。趣向を変えて新味を狙おうとしたのか、眉毛も太くして男っぽさを出そうとしているし、メーキャップが濃くなっているのはそのあたりに原因があったのかもしれませんね。つまりイメージがあまり変わりすぎても困るということで、それを中和するためにああなったのかなぁという気もします。「いれずみ半太郎」や「用心棒市場」のようなメイクまではこの時点ではまだ無理だったかも。あるいはもしかして、雪路さんの濃いめの化粧に合わせたのかもね???
 立ち回りにしてもなんかこう必要以上に叩っ斬るというような刀の振り回し方をしていて、それは橋蔵さんだけじゃなく大友さんも同じです。大友さんなんか、めったにやらない突き(相手を刀で突き刺す)の殺陣までやっていました。やはり「用心棒」などを意識したのでしょうが、ちょっと気になりましたね。
 「人斬り笠」のラストはもう晩秋か初冬の季節でわびしさが色濃く漂っていましたが、この「血煙り笠」の方は全然寂しくありませんでした(笑)。

恩讐の彼方に???- 2003/11/26 09:17 -
>松岡さん
 苦心の’一心お太助’も国会論戦のためあえなく没にされてしまったようで・・・大いなる幻影もはかなく消えてゆき・・・雨の裏町トボトボと・・・露地裏のバー「久里子」、小料理屋「雪」、旅荘「汐汲み」と過ぎて・・・3本立オールナイトの看板が・・・新・風営法の痛手を受けてわびしく点る明かりの中へ・・・。
>雪さん
 ’いやらしい三人妻’は、「三」「人妻」と分解しておられませんか?私の語法では「三人」「妻」なんです(笑)。因数分解の定理を間違えるとトンデモナイことに?!!いったいどこがどう違うの?っておっしゃられても処方箋は出せません(爆)、悪しからず。
>渡さん
 私も「花と小父さん」は伊東きよ子さんのオリジナルだと思っていましたよ。90年か91年頃の植木等さん復活&ブームの頃に、TBSで植木さんをホストにしたバラエティー番組(土曜か日曜の夜11時台)が作られて、毎回必ず植木さんが「花と小父さん」を歌うのを不思議に思っていたものですが、やっと謎がとけましたね。かすかな哀調を帯びてしみじみとした歌声でした。
 浜口庫之助さんがご自分で歌われたのも1回だけ(植木さんのよりもずっと前に)テレビで聞いたことがありますが、とてもよかったです。なんていうかとてもほのぼのとした感じの中にユーモラスな悲哀がありました。これはこういう雰囲気の歌だったのかと思ってビックリしましたよ。あの「黄色いさくらんぼ」でさえスリーキャッツのオリジナル盤で(お色気抜きで)聞くとなんだか淋しい感じがしますね。

無関係じゃないと思いますけどぉ - 2003/11/27 14:52 -
 やっぱり現れた赤頭巾さん!!このネタならもう絶対食いついてくるだろうと思っていました(笑)。クレジットタイトルに名前を出さず、お遊び的に1,2のカットに出演するのはカメオ出演ていうんですか。雷蔵さんの本で読んだような気がします。雷蔵ファンの間では有名ですよね。そのためにわざわざ但し書き(?)の付いたビデオまで出してますもんね。
 おっしゃるとおり、「友情出演」や「特別出演」の表示には、大物ゲストの出演を強調したり、スター同士の序列や出演時間量などのバランスを考慮したり、といった意味合いがあると思います。でも、ごく一部の例外を除いて基本的に「ノーギャラ」は有り得ないという話も聞いた(もう20年ぐらい前に本で読んだ)ことがあります。
 うろ覚えでどこまで正確かどうか分かりませんが、「特別」とか「友情」とか付く場合には、ギャラ(出演料)が通常よりも安いんだそうです。それもたいてい2分の1とか3分の1のギャラで、場合によっては謝礼程度の金額になることもあるとか。
 いわゆる社会派監督の独立プロ系の作品になると新劇関係の大物俳優が何人も揃ってチョイ役を務めたりしています。「特別」や「友情」の文字はつきませんけれども、これなんかは完全な「協力」ではないかと思います。飯代や足代ぐらいしか出ないのかなぁ?こういうのは見ている方にとっては結構楽しいものです。
 また、時たま正真正銘の友情出演というのもあって、俳優同士の、あるいはスターと監督の、個人的な関係によるものでしょうが、完全なノーギャラで出演するケースもあるんだそうです。たとえば監督昇進祝いとか、初主演作記念祝いとか・・・。
>くろ丸さん、汐汲みさん
 その「柳橋物語」には間違いというか勘違いによる記述もあるそうなのでご注意下さい(笑)。詳しくは新吾サイトを参照していただければわかると思います。私は昭和50年頃に一度だけ明治座へ行ったことがあります(橋幸夫さんの公演で、その日は団体貸切日でした)。あいにくと土産物屋には立ち寄らなかったのでお母様にはお目にかかっていないと思います。新吾サイトで書いておられるHN「小菊」さんのような方はほんとうに生き証人ともいうべきお方ですね。映画界入りする前の若き日の橋蔵さんの面影が目に見えるようです。
>久里子さん
 ヨコ揺れだけでなくタテ揺れまで加わりましたか。「王子様」にされたり「パパさん」にされたりと、激しいアップダウン(?)に目が回りそうですわ(笑)。高度成長以前の耐震設計不備の建造物ゆえ直下型地震の実験はご遠慮下さい(笑)。すでに足元は液状化しておりまして崩壊寸前です(爆)。
>雪さん
 いまやすっかり今昔座のワイドショー的存在ですね(笑)。集中処理ばかりではダウンする恐れがありますので安全のため(?)分散処理もお願いしたいと思います(笑)。
 トニー・ザイラーは冬季オリンピックのアルペン・スキーで初の三冠王(滑降・回転・大回転の3種目で金メダル)に輝いた人だと思いますよ。(二人目の三冠王が「白い恋人たち」に出てくるキリーでした。)しかしあそこまで有名になったのはやはり「黒い稲妻」や「白銀は招くよ」などの映画に出演したからでしょうね。なによりタイトルがよかったしポスターも印象的でした。今でも目に浮かびます。
>さくらさん、ととろねこさん、ふくろうさん
 橋蔵さんへの賛歌(?)はまた師走になってから・・・今夜も残業予定の旅がらすでした(笑)


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