レギュラー 125|7

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噂の二人??  草鞋と草履 ●世話情浮世風呂??? 

述語が翔んでる?赤頭巾さん ●さすらいの三助志願???

12月7日  

 

スキー軍団登場とは! - 2003/11/27 21:10 -
>ととろねこさん
 驚きましたね、江戸時代にスキーですか?「平次」も18年の間にはいろいろと趣向を凝らしたり目先を変えたりして工夫していたんですね。一昨年以来の放映をずっと見ていると橋蔵さんをはじめ制作スタッフの努力の跡がしのばれます。ただダラダラとマンネリだけで18年も続くわけがありません。タイトルバックひとつをとっても、共演者の顔ぶれの変遷を見ても、時代の動きに合わせて意識的に変化を持たせていると思います。こちらの理解が浅かったと反省することしきりです。
 それにしても700回を越えたということはそろそろゴールが見えてくるわけで、色々な意味でチトつらいものがありますね。願わくはまた最初に戻って第1回から再放送してほしいものです。(現在の放映は2周目です。)
 「柳橋物語」に潜む虚構性の指摘はスルドイ!!さすがはととろねこさんですねぇ。それと、この作者の叙述はいまひとつ要領を得ないところがあって分かりにくいんですが、そもそも客観的に順序よく、手際よく説明しようとする気持がハナから無いのかもしれないという気がします。それゆえの自己韜晦と考える方が文章の拙さに原因を求めるよりは正解に近いのではないでしょうか。
 そうは云っても文章的におかしい部分も多々あって気になることは気になるんですが、自分自身の幼い頃の記憶とそれが自分に与えた感情の方に重心が置かれていると思います。橋蔵さんのことを歴史的に正確に記述することが目的ではありませんから、あれはあれでいいのではないでしょうか。なんだか持って回ったような言い方でスイマセン(笑)。
>雪さん
 すみませ〜ん。集中処理とか分散処理とか訳の分からない(?)こと言って。あれはコンピューター処理の用語なんです。例えとして使いましたが、その具体的な意味は大体sanaeさんが説明して下さった通りです。参考にして下さい。惑わせてしまって申し訳ありませんがよろしくお願いしま〜す(笑)。
>sanaeさん
 専門用語を使った自分勝手な例えの意味を分かりやすく解読&説明していただいてありがとうございました。ご厚意を感謝します。不純物(?)を完全に除去して明るく楽しい善意あふれる解釈に還元していただき誠に恐縮の至りです(笑)。
>さくらさん
 橋蔵さんはもう絶対に凝り性といっていい人ですから、何事につけても細かい神経を使いすぎる人だったのでしょう。ましてや芸のことになれば尚更だったのは想像に難く有りません。それと責任感の強さから頑張りすぎて寿命を縮めてしまったのかなぁと思うとちょっぴり残念ですね。

噂の二人?? - 2003/11/28 16:18 -
>みんみんさん、くろ丸さん
 橋蔵さん自身の希望によって相手役(「恋や恋なすな恋」)は当初岡田茉莉子さんに内定していたのは事実のようです。今年の春に出た雑誌のインタビューによれば、岡田さんは京都まで出かけていって内田吐夢監督や東映のプロデューサーと出演のための打合わせまでしていたそうです。でも事前に松竹側にバレたためこの話は流れてしまったとか。その直後に岡田さんは内田監督と橋蔵さんに「長い手紙」を書いたそうです。
 二人の間に「結婚」の話まであったかどうかは分かりませんが、まるっきり根も葉もない噂という訳でもなかったみたいですね。当時のお二人揃ってのグラビアなどを見ても随分リラックスしていて自然な感じがします。これは全く先入観なしに見たときの印象でしたから、あとになってビックリしたものです。一見意外な取り合わせというか、別々に見ていると到底お似合いとは思えないんですけどね(笑)。
 「鯉名の銀平(雪の渡り鳥)」は橋蔵さんのTV時代劇で初めてご覧になったんでしょうか。それだとちょっと分かりにくいかもしれませんね。雷蔵さん(「鯉名の銀平」S36)や長谷川さん(「雪の渡り鳥」S33)の映画(ビデオ発売有り)も見てみればよく分かるのではないかと思います。テレビでは30年位前に杉良太郎も演じたことがあり、これは東映チャンネルの「長谷川伸シリーズ」で見ることができます。
 実はこのドラマには通常二つのタイプというかバージョンがあって、銀平とお市が相思相愛の仲なのに引き裂かれるというパターンと、もう一つはお市が卯之吉と恋仲であり銀平は完全な振られ役になるというパターンがあります。雷蔵さんや杉さんはこの後の方のタイプですが、私もこちらの方が好きなんです。

草鞋と草履 - 2003/11/29 15:34 -
>ふくろうさん
 一字違いで「草鞋(わらじ)」と「草履(ぞうり)」ですよ(笑)。目をしっかと開けてよ〜くご覧下さいまし。
 平次親分のスキーはフリだけでバックの画面と合成のような気がしますが、ひょっとこ踊りのはご本人でしょう。面の端からのぞく顔の感じがやはり橋蔵さんだと思いますよ。何も替え玉を使う必要もない場面ですしね。それにしても雪山(雪原)の場面ではみんな寒そうでしたねぇ(笑)。いつもの時代劇の扮装のままでは可哀相(?)。
 壮年の橋蔵さんといえば、スキーとひょっとこの間の「娘道成寺殺人事件」でラストの若い二人の祝言の場面、黒い紋付きに羽織袴の姿がなんともいえない暖かみと渋みと貫禄を感じさせてくれました。岡っ引きの扮装よりずっと魅力的で素晴らしいです。50代以降のああいう姿をもっと見せて欲しかったなぁと思いながら、つくづくと見入ってしまいました。
 黒の紋付きに羽織袴のスタイルは昔の東映映画でも見たことがありますけど、あれは若い人が着てもあまり似合わないという面がどうしてもあると思います。フォーマルな服装の持つ奥深さとでも云ったらいいのでしょうか。昔の東映時代劇で大河内さんとか月形さんとか、千恵さんや右太さんでも、あの格好をすると何とも云えない味わいがありました。いくら花形スターの橋蔵さんや錦之助さんでも及ばない感じでしたが、その橋蔵さんも今やこのスタイルで味を出せるようになっていたんだなぁと思うと目頭が熱くなるような気がします。
 色々と目先を変えて楽しませてくれるのも嬉しいけど、こういったさりげない場面で年輪を感じさせてくれると本当にたまらなく嬉しいものですね。黒の紋付きに羽織袴の橋蔵さんはとても魅力があって素敵でした。

世話情浮世風呂??? - 2003/11/30 17:20 -
>松の湯・番台主人様
 新規開店のお知らせありがとうございます。先ほどちょっと のぞいてきましたが楽しそうなお風呂ですね。すでに常連客で 溢れておりました(笑)。
 「松の湯」の字を見たときはてっきり松岡さんがご主人かと 思いましたよ。実を申せば私も同じ松の字ですが(笑)。いっ そのこと松岡さんには「亀の湯」を開店していただきましょうか。
 それにしてもタイムリーな開店、あまりの素早さに唖然と しております。コーヒー牛乳や出歯亀などが話題に上ったのは つい先日のことでした。
 でも、うっかりコーヒー牛乳を取りに行くとさあ大変!!! 渡り鳥サイトの零細商店は皆廃業に追い込まれてしまいそう。 生き残れるのは専門特化のメジャーBBSだけでは???
 浮世風呂風セッションの苦手な旅がらすは覗き穴からこっそり 様子をうかがわせていただくことにしましょう。見つかったときのために逮捕状を用意しておいて下さい。
>ふくろうさん
 また一字違っておりやすぅ。「久美子」さんではなくて 「久里子」さんでござんすよぅ。間違えて呼ばれると出て
来てくれなくなっちゃいますよぉ(笑)。
 橋蔵さんの「沓掛時次郎」はちょっとわびしすぎるなぁ。 実際の設定はもっと若い筈ですが、自分の年齢に合わせた
芝居をしている可能性はあると思います。義理人情や男の 意気地ではなくて、どちらかといえば世話物風の股旅物と いう感じがしましたね。脚本・新藤兼人さんの趣向でしょうか。

述語が翔んでる?赤頭巾さん - 2003/12/02 17:35 -
 懐かしの豪傑!岩見重太郎!!子供の頃に漫画で読みました。でも名前だけで内容はさっぱり覚えていません。夕立勘五郎にしても同じです。漫画でおなじみだった昔の時代劇ヒーローも今や影が薄くて。
 里見浩太郎さんの2本「怪獣蛇九魔の猛襲」「逆襲天の橋立」 は私の町の映画館でも(地方なのに)何故か上映されませんでしたよ。見ようと思って待っていたのに、どういう訳か立ち消えに???ということで記憶に残っている映画なのであります。
 二番館以下用(地方併映用)に作られる作品の中には時たまこういうことがあるんでしょうかね。他にも里見さんか倉田爽平さんの映画でかからなかったのがあったような気がします。
 宮園純子さんには確か「猪鹿お蝶」というシリーズもありましたね。こちらの方が藤純子さんの「緋牡丹のお竜」よりも好きだと言っていた友人がいたのを思い出しました。「般若のお百」はかなりのお色気路線ではなかったでしょうか?
 「牙狼之介」は当時第1作の方だけ見ています。これも宮園純子さんのちょっとエロチックなシーンがありました。が、役柄は清純な盲目のヒロインです。夏八木勲さんと内田良平さんのラストの殺陣が見もの。
 大河ドラマ便乗企画により本屋は新選組関連の本でいっぱい!!新刊ばかりでなく旧著の復活(新装版再発行)や雑誌特集本の重版などもたくさんあるのでこういうときこそ狙い目かも。
 どうせ東映チャンネルでも便乗するのなら「維新の篝火」を放映して欲しいものです。土方歳三(片岡千恵蔵)と大経師の後家(淡島千景)の恋を描いたもので、原作は池波正太郎の短編小説「色」なんですけど、小説家特集の時にもやってくれませんでした。
 橋蔵さんの「ふたり大名」は去年も東映チャンネルで放映されたようですが、私は36年前のテレビ放映のときに見たきりなので、本当に久しぶりです。橋蔵さんは殿様と船頭の二役でまたまた一度に武家姿と町人姿が楽しめると思います。あとは「朱鞘罷り通る」を早く放映して欲しい!もちろん未見の「バラケツ勝負」も早くもう一度!!

さすらいの三助志願??? - 2003/12/03 17:58 -
>さくらさん
 「清水港に来た男」の橋蔵さんは三枚目だけれどもきれいですね。マキノ雅弘監督が手がけると橋蔵さんのよさが引き立つような気がします。「江戸っ子肌」しかり、「月形半平太」しかり、「恋山彦」しかり、です。また「清水港・・」の橋蔵さんはよく喋ること喋ること、まさに口八丁手八丁の軽妙な演技でした。
 さくらさんはこの映画初めてでしたか?満足できてよかったですね。昨日は「鳴門飛脚」で、明日・明後日は「水戸黄門」2本と、東映チャンネルで毎日毎日お楽しみ!!!
>汐汲みさん
 「血煙り笠」・「人斬り笠」のファーストシーンやラストシーンが符合しているのは、松田定次監督が手を抜いたというよりも意識的に合わせたんじゃないでしょうか。「人斬り笠」の方は企画の手詰まりから安易に作られたような感じはしますけどね。
 東映時代劇のロケにはもう年中同じ場所が使われていますよ(笑)。橋蔵さんの映画しか見ていない場合にはなかなか分からないかもしれませんけど。黒ずくめの鼠小僧(義賊)スタイルは橋蔵さんの十八番!!身のこなしがきれいなのでとても冴えた感じがして惚れ惚れしますね。
>ふくろうさん
 朝丘雪路さんは桜町弘子さんや大川恵子さんよりも年上なんですよ(笑)。もう東映時代劇の娘役にはちょっと厳しかったかも。
 「ラスト・サムライ」のニュースで、渡辺謙さんがアカデミー助演男優賞にノミネートされる公算が大きいとか・・・それほど前評判が高いということでしょうか。オススメにしたがって劇場へ見に行きます。ところでロードショーはいつから???
>松の湯主人さま
 こちらはさすらいの三助です。近い内に松の湯へご奉公に上がります。コーヒー牛乳のタダ飲みはしませんので試用期間中だけでも置いて下され。まずは松岡さんの背中をお流しいたしましょうか(笑)。

12月7日 - 2003/12/07 12:08 -
 本日は大川橋蔵さんの命日です。昭和59年(1984)12月7日の朝、出勤の支度をしながらテレビのニュースを見ていたら「大川橋蔵さん死去」の文字が・・・もう寝耳に水でした。駅の売店に並んだスポーツ新聞はどれも一面トップで「橋蔵死す」の報。信じられない思いで日刊スポーツ・報知・スポニチの3紙を買い求め、会社の机で始業前に読みふけりました。どの新聞も東映時代の映画のスチール写真を3,4枚掲載していて、たいていは若様・新吾・半次郎でしたが、中に1紙だけ「赤い影法師」の写真が使われていたのを覚えています。今となっては19年前の懐かしい思い出のひとこまですが。
 先日の団令子さん死去の際に話題に上った「お姐ちゃん」シリーズですが、第2作の「銀座のお姐ちゃん」を当時私は3回も見ています。それもたった1日で3回!!!併映作品はフランキー堺主演の「暴れん坊森の石松」でお目当てはこちらでした。小学校4年の夏休みに入る直前の土曜日、もしかすると終業式の日だったのかもしれませんが、お昼を食べて映画館へ入ったのが1時頃、それから夜の10時まで見ていました。「石松」も「お姐ちゃん」もそれぞれ3回ずつ見た計算です。
 なんでそんなバカみたいなことをしたのか?夕食も食べずにずっと映画館で9時間も?最終回が終わるまで見ていたのか?答は一つに決まっています。面白かったので帰りたくなかった、もう一度もう一度と見ている内に夜になってしまった、ということなんですね。
 私がいつまでたっても帰ってこないので、さすがに家の方でも心配したのか母が7時か8時頃映画館まで迎えに来ました。ロビーの椅子に腰掛けて母と話したのを覚えています。その時何か食べるものも持ってきてくれたような気がしますが記憶がハッキリしません。結局最後まで見ていくということになり(笑)、母は安心して(?)帰っていきました。
 ああそれなのにそれなのに、1日3回も見た「石松」と「お姐ちゃん」は内容(ストーリー)をほとんど覚えていないんです。一つか二つのシーンを断片的にしか思い出せません。「石松」のラストは金比羅さまへ代参道中に出かけるところで終わっています。奉納の刀を背中に掛けて歩いていくフランキー石松の顔は記憶に残っているんですけどね。ちなみにこの映画は続編の「暴れん坊森の石松」もすぐに続けて作られていて、もちろんこちらも見ているんですが、それにしてもきれいさっぱり・・・(笑)。
 「お姐ちゃん」に至っては3人一緒にワイワイやっているところとか、団令子さんの表情なんかはある程度覚えているんですけど、具体的なシーンとしては重山規子さんがタイツ(レオタード?)姿でちょっとセクシーなダンスを踊るところぐらいですね。中島そのみさんが一番騒々しかったという感じは残っていますが。
 小学校4年の夏といえば、東映では「新吾十番勝負第二部」をはじめ
「里見八犬伝」三部作、「水戸黄門 天下の副将軍」「血闘水滸伝 怒濤の対決」「江戸っ子判官とふり袖小僧」「お染久松 そよ風日傘」と話題作や力作の連続で、そちらに夢中になっている内に東宝映画の「石松」や「お姐ちゃん」は記憶が薄れてしまったんでしょう。
 映画以外でもこの時の夏休みには新潟県の海へ2泊3日の海水浴に行ったり、田舎の大叔母の家に1週間も泊まって昆虫採集や植物採集に明け暮れたりと、思い出の多い夏休みでした。♪もう帰らないあの夏の日・・・(笑)。
 大叔母の家にいた間は毎日夕方になると川へ泳ぎに行きました。行くのはいつも4時過ぎと決まっていて、その頃になると川の水が一日中流れている間に太陽の熱で暖められて温かくなっているんですね。全然冷たくなかったです。まるで温水プールのよう(笑)。従兄弟たちと一緒に川へ行くのが楽しみでした。
 話を戻しますが、1日9時間も映画館に居るなんてことは東映映画のときでさえ一度もやったことがないので、今考えても本当に不思議です。小学生の時でも映画が面白いと2度3度と見てくることはよくあったので、あまり遅くなると家の方で心配して父か母が映画館へ迎えに来るということは時々ありましたね。洋画では「ぼくの伯父さん」を見た時がそうでした。ジャック・タチが自作自演したフランスの喜劇映画でしたが、迎えに来た父も一緒になって最後までみてから帰ってきた思い出があります。
 今日は思い出話のオンパレードになってしまいましたが、橋蔵さんの命日にちなんでご容赦下さい。

 


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